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旅のおもひで 結庵musubi-an嵐山 結庵musubi-an祇園鴨川

夏の終わりに・・・旅に学ぶ。

 夏の終わりの……

 

 

昨日は結構な人で賑わった嵐山。

「今週末は人が多いね。。。」というスタッフ同士の会話。

その帰着点は、

「夏休み最後の日曜日だからね」という物語の結末に落ち着きました。

 

そうなんですよね。

長い夏休みが、暑い夏も、わくわくの8月とともに終わりに近づいています。

ですが、

日本が、京都が、嵐山が誇る「秋」の始まりでもあります。

 

近頃様々に、

四季がなくなったとか、四季感が失せたなどという言葉を耳にします。

やはり文明化と言いますか、都市型生活が進むと、

平均を超すというか、度を過ぎるというか、

便利というか、なんというか。。。

自然に対してマイナスの感情を出来る限り少なくする世の中に変化してきました。

 

ここ嵐山、結庵は、

自然のただ中に存在しています。

川岸までは1分とかかりません。裏手はすぐ山です。

季節折々の虫に出会えます。虫の種類で季節がわかります。

1分とたたない距離に、猿だって、鹿だって、イタチだって出てきます。

 

民家は少なくはないのですが、

オフィスビル的なものはほとんどなく、自動車の数も都市部に比べれば少ないものです。

そのせいか、

朝夕は涼しく、陰に入れば涼をとることもできます。

昨日の夜はほんと涼しかったです。

 

 

私はこれまでの多くの旅から、貴重な学びをしてきました。

その中でも、

特に心に残っていることを2つ、皆さまと共有したいと思います。

私は北海道が大好きで、

かれこれ200回を超す渡道経験があります。

道北、釧路や根室を旅した時のことです。

かれこれ230年前の話になりますので、

当時を思い出せる方は想像しながらお目通しください(汗)。

 

根室は日本では数少ない国境の町でもあります。

「北方領土返還」と書かれた看板を多く目にします。

若造心に…「そうだよなぁ、北方領土が故郷の人が居るんだよなぁ。。。」

「早く還ってきたらいいのになぁ。。。」などと考えるわけです。

そんな折、

小さな漁港のはずれにある食堂に立ち寄ります。

用を足しに小さな掘立小屋に入り、横に同じように直立する漁師風の方に声をかけました。

「北方領土、還ってきたらいいですよね…」と。

そうすると、思わぬ答えに言葉を失ってしまいました。

「複雑ではあるが、北方が還ってくると、おらは生活できなくなる…」と。

「…?」

「あれだけ大きな漁場が還ってくると、大漁港の船がドーンと出てきて根こそぎ魚持っていくからな」。

 

なるほど。。。

その時、自分は今までどうして「返還されるべきだ!」と思っていたのだろうか、

と、自分に問うてみました。

その場所に生き、暮らすということは、

自然という環境とどう付き合うか。。。

「日本」という場所に暮らす自分ではあるが、

その場所も、人によって様々に及ぼす、及ぼされる影響は違っており、

またそれをどう捉えるかも常に変化していくことを知っておかねばならない、と。

 

そんな旅の続きの中、

車の中に大量に貯められたゴミの処理場を求めたくなり、

大きな観光駐車場に立ち寄ります。

ゴミ箱に書かれた文字、

「ゴミを捨てないで」「ゴミは持って帰りましょう」。

 

「???」

どうしても気になったのです。

ゴミ箱に書かれた「ゴミを捨てないで」。

それから探求が始まりました。

 

環境活動家の間では「ゴミは旅先では捨てない」は、

当然のマナーであるわけですね。

今はあれから数十年を経ていますので、

多くの学びがあり、

ゴミという段階を含めた物流サイクルが社会コストの一部として広く認識されるようになり、

様相は随分変化してまいりました。

一時は「観光地にゴミ箱を置かない」という活動さえも見られた時代や地域もありましたが、

及ぼす影響は、それ以上にコストを増やしてしまうという最悪の結果だったわけです。

 

モノ。

モノの原点は自然であります。

自然を収奪し、加工され、人の手元に届きます。

収奪される場所の多くは、非都会です。

取引される場所の多くは、都会です。

そして姿形を変えて、非都会に戻ってくるわけです。

 

 

様々に答えを持っているわけではありません。

残念ながら、

自分に解決できるだけの能力を持ち得てるとも思いません。

ただ、知っておくこと。

そして、自分はどう行動すべきなのか、

を自分に施すことは可能です。

 

このように考えていくと、

何が幸せなのか……いや、もっと言及すると、

自分がシアワセをどこで、どのようにして感じると設定するのか、

をしっかりと自分の心の底から感じないといけないなと思う次第です。

 

何も、他と比べる必要などない。

どっちがシアワセかとか、

もっと言えば、幸せなのかどうかとか…

自分が誠実でありたいものに対して、自分が誠実に行動をとることこそが、

自分の心根を一番さわやかにしてくれる。。。

 

そして、

そのためにはまだまだ知識を得ていくことが必要なんだなと。。。

 

知識を得る。

見た事、聞いた事ない現実を知る。

現実と真実の差異を知る。

自分が理想に対して出来ることを為す。

 

比べる必要もなく、

戦い争う必要もなく、

すなわち、誇るべきことでもない。

自分の誠意を創り出して、それを愚直に実行する。

 

理想に近づく現実が見えてきたとき、

清々しさを感じる。。。

 

自分と環境・自然が、

そして自分と仲間が共存できた!という

「有難さ」を感じることが出来るのではないかと思います。

 

もっともっと!

人と接し、自然と接し、

もっともっと学ぶ。

 

旅は「学び」である。

 

Written by peach