変わらず毎日暑い日が続いていますが
皆さんいかがお過ごしですか〜?
先日の「怖〜〜〜い話 part1」で少しは涼しくなりましたか〜!?(笑)
では、予告通り、今回は「怖〜〜〜い話 part2」をお送りしたいと思います!
今回、色々と、京都の怖い地名について調べる中で
私が個人的に一番怖いと思ったのがコレです!
「千本通(せんぼんどおり)」
千本通とは、京都の西側を南北に走る通りをさします。
先頃、誕生した京都鉄道博物館が
ちょうど千本通の七条から八条の間に位置します。
そのほかにも、千本通には多くの寺社や駅などの施設が存在します。
その千本通にまつわる怖〜〜〜い話とは?
千本通は元々、平安京の中央を走っていた朱雀大路がその起源なんだそうです。
南は羅生門から始まり、洛中を経て、北には船岡山が正面に来るように造られたんだとか。
その船岡山の西麓にあったのが死者の埋葬地だったそうで
千本通は、死者を埋葬地へ運ぶ、まさしく死のロード・恐怖の道だったんだそうです。
そして、その道の両脇に、死者を弔うための木札・卒塔婆(そとば)が立てられ、
その数が千本にも及ぶということから
千本通と名付けられたんだそうです。
これまで何度となく普通に行き来していた千本通に
まさか、こんな恐ろしい逸話があったなんて・・・ですよね!?
あの蹴上の美しい桜も故人を弔っているのかもしれませんね・・・。
では、今回の怖〜〜〜い地名シリーズ最後は
「桑原(くわばら)」です。
京都の桑原?
それ、どこ?
という方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず。
京都市市街地のどまん中にあるのですが
人は住んでおらず、丸太町通の道路上10〜20平方メートル程度の一角のみをさす地名なんだそうです。
何故、そんな狭いスペースだけをさす町が存在するのか?
また、何故、桑原という名が付けられたのか?
そこには、こんな怖〜〜〜いエピソードがあったのです。
日本三大怨霊のひとり、菅原道真が無実の罪で太宰府に左遷され
不遇のうちに亡くなったことは有名なお話ではないかと思います。
道真が「三大怨霊のひとり」と言われるに至った理由が
この「桑原」という地名に隠されているのです。
道真が亡くなったその翌年から京の都は大変な厄災に見舞われます。
洪水、疫病、干ばつ・・・そして、人々が最も恐怖におののいたのが雷なんだとか。
無念の想いを抱えた道真の怨霊による祟りだと、人々は思い込み、震え上がったといいます。
そんな中、都のいたるところに雷が落ちたにも関わらず、
奇妙なことに一度も雷の落ちないところがあったんだそう。
それが道真の領地で、道真の家系を継ぐ桑原家の屋敷があった場所で
現在の桑原町にあたる場所なんだそうです。
道真の祟りから逃れた道真の家系を継ぐ桑原家の屋敷があった場所
ということで、桑原町と名付けられたようです。
最近はあまり使うことはありませんが、
「くわばらくわばら」と言いますよね?
嫌なことや災難を避けようと唱えるおまじないのようなものですよね。
この「くわばらくわばら」というフレーズ。
元々は、この雷が落ちない桑原で
「くわばらくわばら」と手を合わせる習慣ができたことに由来する
とも言われているんだそうですよ。
さぁ、いかがでしたか〜?
part2もなかなかのひんやりエピソードだったのではないでしょうか!?
京都の地名に隠された怖〜〜〜いお話
まだまだありますので、
また暑い時期に書きたいと思います。
みなさん暑い夏も健やかにお過ごしくださいね〜♪