2013年8月アーカイブ

年に一度の陶器まつり☆掘り出しもの出会えます

 
猛暑日が続く中、急なゲリラ豪雨が…なんていう日もある天気が読めない京都です。
天気予報では向こう一週間も35℃を超える日が続くよう。
お越しの際は、熱中症などお気を付けください。
 
さて、そんな猛暑日続く京都で現在行われているのが「陶器まつり」。
 
五条大橋から東大路五条(通称:五条坂)にかけて400店を超える陶器商が出店しています。
 
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国内で開催される陶器まつりはいくつかありますが、この五条坂で行われる陶器まつりは、全国各地の陶器職人が集まり、国内最大規模とされています。全国から集まる所以は五条坂の歴史にあります。
 
開催場所である京都、五条坂は多数の名工・名窯が集まった清水焼発祥の地とされています。
かつて五条坂には多くの登り窯があり、北側の歩道にはびっしりと陶芸家や陶芸商の家が軒を連ねていたそうで、五条坂を行き交うほとんどの人は何らかの形で陶器に関係する人達だったよう。
 
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現在は、ビルが立ち並ぶ五条坂ですが、一歩路地に入ると窯跡があったり、陶芸に勤しむ姿が見られたり、今でも多くの陶芸作家や窯元、小売店などが軒を連ねる清水焼伝承の地として全国的にも有名な場所なのです。
 
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そんな、陶芸にゆかりのある五条坂で始まったのが陶器まつり。
 
その始まりは大正時代とされており、五条坂で店を構えていた陶器屋が一級品として販売できない品を、お盆のお墓参りで行き来する人で賑わう五条坂にて販売し始めたことがきっかけです。
大正時代というと約100年前!!
100年も続くこの陶器まつりは、京都の夏の風物詩として親しまれ、国内最大規模ということもあってか、京都の人達だけでなく素晴らしい作品や掘り出し物などを求め全国各地から多く方が訪れ、賑わうおまつりになりました。
 
出店されている方とお話しながら器を選ぶのはとっても楽しいものですよ♪
 
陳列されていない作品を見せてもらえたり、値引いてもらえたり(笑)と思わぬおまけもついてきます。
私が立ち寄った時に聞いた話では、南側には若手の陶芸作家さんが出店していることが多いとか。
 
実際、北側には清水焼など伝統的な焼き物が多く、南側には個性光る作品が多くありました。
 
ただ、スタート時刻の9時過ぎに行った私は出店していた全てのお店に出会えませんでした(泣)。
 
準備中だったり、まだ幕が張られていたりと開店前のお店もちらほら…。
「全店巡りたい!!」という方は早めのお出かけは避けた方がベター。
 
夏の風物詩、陶器まつりは明日まで。
ぜひ一度足を運んでみてください。意外な掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。
 
ちなみに私はこちらをGET♪楽しかったー!
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【五条坂 陶器まつり】
開催日時 8月7~10日(毎年)
開催時間 9時~22時
開催場所 五条坂(五条大橋~東大路五条)
最寄駅  京阪 清水五条駅
 
★イベント情報@若宮八幡宮
*8月10日(土) 
陶婚式(結婚20周年目のご夫婦をお迎えしてお祝いを!本来結婚20周年は「磁器婚式」。陶婚式は結婚9年目を指す言葉のようですが、陶器業界では20周年目を「陶婚式」と呼ぶそうで、陶器まつりに合わせて、このイベントが開催されるようになった模様。)
*五条坂陶コン(陶器まつりで開催される婚活イベントだそうです!)
*ゆかた姿フォトコンテスト(入賞者には京焼・清水焼の作品や、お食事券、ホテル宿泊券など景品あり)
 
 
文・写真/高野悠里
 

8月16日は、コップとナスを用意すべし!

 【やりたい】【見たい】

 

8月16日は、コップとナスを用意すべし!
~五山の送り火を存分に味わい尽くす方法~ 
Get a cup and eggplant ready for Aug. 16th.  

The way to enjoy Gozan Okuribi

 
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夏の夜空に点火され、浮び上る五山の送り火は、京都の夏をいろどる風物詩としてあまりにも有名ですね。
Gozan Okuribi lighted up at night is well known summer feature of Kyoto.
 

東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られていますが、、そのほかに金閣寺附近の大文字山の「左大文字」、松ケ崎の万灯籠山(西山)と大黒天山(東山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」および嵯峨の曼荼羅山の「鳥居形」があり、これが8月16日夜、順番に点火されます。
"Daimonji" on Nyoigatake mountain is the most famous, then the others are "Hidari Daimonji" near Kinkakuji, "Myo-ho" Mantoro mountain, Matsugasaki and Daikokuten mountain, "Funakata" on Nishigamofune mountain and "Toriigata" on Mamdara mountain. These are lighted up one after another at night on 16th of Aug.

 
実は、以前には「い」(市原野)・「ー」(鳴滝)・「竹の先に鈴」(西山)・「蛇」(北嵯峨)・「長刀(観空寺村)なども、送り火として点火されていたのだそう。はっきりとはしていませんが、明治時代移行徐々に数を減らし、現在の五山の送り火に落ち着いたそうです。
Other characters used to be lighted up before. After Meiji period, the numbers of Okuribi came down to five as the present Gozan Okuribi.
 
 
過去には、阪神タイガースの優勝を祈念して、ファンが懐中電灯で「HT」のマークを点すなんていうこともあったようですが(汗)、本来、五山の送り火は、お盆に迎えた精霊を、ふたたび冥府に返すという、精霊送りの意味を持つ宗教行事です。
ですので、送り火を眺めるときには、ご先祖さまを思いながら手を合わせ、静かに思いを馳せるのがやはり正しい鑑賞の仕方ですよね。
In past, fans of Hanshin Tigers lighted up with the character of "HT" when they won the baseball league, but, Gozan Okuribi is the religious event to welcome spirit and get them back again in Bon season.

So, when you see Gozan Okuribi, you think about ancestor with praying hands quietly. This is the right way to appreciate.

そして送り火は、祖先の霊の冥福を祈ることに加えて、残された自分たちの健康や家内安全祈る行事でもあります。
五山の送り火の鑑賞のしかたとして、地元のみなさんに言い伝えられている方法をご紹介します。

In addition to commemorating ancestors, this event, Okuribi is for yourself and your family's health and safety.
I will introduce local ways to appreciate Gozan Okuribi here.


その1・護摩木を納める
送り火の点火に用いられる護摩木に姓名・年齢・持病等を書いて納め、火床で最初の点火用として焚いてもらいます。厄除け・病気平癒になるそうです。
護摩木は送り火の数日前から、それぞれの山によって日時は異なりますが、「大文字」(銀閣寺門前)「左大文字」(金閣寺門前)、「鳥居形」(化野念仏寺)、「船形」(西賀茂・西方寺)の志納所で受け付けています。火床に組んで燃やす松割木は1本400円、護摩木は1本300円です。

1. Place firewood in fire
You write name, age and your chronic disease on fire wood which is used for first lighting up. Protecting you against danger and complete cure for your disease. The receptions are opened at Daimonji, Hidari Daimonji,Toriigata and Funagata. Matsuwariki 400 yen and Gomaki 300 yen charge.

 
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その2・盃やコップの水に送り火の大の字を映して飲む
願い事が叶い、または無病息災に暮らせると言われています。
2. Drink with a cup reflecting the lighting up on water Making wish come true and living in state of perfect health.
 
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その3・ナスに穴をあけて大文字を見る
目の病気にならないのだそうです。
3. Make a hole in eggplant to see the lighting up Preventing eye disease.
 
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その4・翌日の早朝に消し炭を取りに行く
消し炭を奉書紙に巻いて水引をかけ家に吊るしておくと、魔除け、厄除け、盗難除けのお守りになるそう。
銀閣寺参道あたりの家並みには今も白い紙に包まれた消し炭が吊されているとか。
また、消し炭を煎じて飲むと腹痛が収まり、病気封じになるという言い伝えがあります。

4. Take coals in next morning
This is going to be a charm for good luck, if you get it rolled in paper and hang it.
You might see them hung at houses on Ginkakuji street. Then if you drink water with the coal, your stomach will ease and preventing disease apparently.

 
ですので、地元テレビでは、かわいらしいお守り袋に入れた消し炭をプレゼント!なんていう企画もあります。
翌日朝に大文字山に、消し炭を拾いに登る人々の数はかなり多いようで、
午後にもなると炭のかけらを拾うのも大変…とか。
拾ってご自宅にお届け!なんていうサービスもあるほど。

Local TV some times has a plan to present us coals.
There are a lot of people coming to take coals in the next morning, so it is hard to get it in the afternoon. Surprisingly, picking up and delivery service are available!

 
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8月16日20時の鑑賞の前にも後にも、存分に送り火を味わい尽くす方法をご紹介しました。
今年の五山の送り火は、忙しくなりそうですね!

These are the way to enjoy before and after Gozan Okuribi at 8p.m. on 16th of Aug.
You might be getting busy for Gozan Okuribi this year. 

 
文・写真/ひらばやしひろみ 翻訳/林元洋
Author/Photo Hiromi Hirabayashi, Translate/Motohiro Hayashi